夏磯の王様として知られるシブダイ。1Kgあたり5,000円もする超高級魚だ。
その旨味は、まさに”ヤバ級”で、釣ってよし食べてよし。
今回は「ウキ釣りで狙うシブダイ釣り」を紹介する。
ウキ釣りで狙うシブダイ釣り
私は、以下の理由からウキ釣りでシブダイを狙います
理由①エサ取りのウツボ・エイを交わせる
理由②根掛かりしない
理由③ウキが一気に消し込むので爽快
サシエと撒きエサは青魚ならなんでもいい
エサはマキエもサシエもキビナゴとイワシを使っています
青魚であればなんでも食ってくると思いますので、手に入った魚を使うと良いでしょう
エサの種類
- イワシ(ウルメイワシ・マイワシ)
- キビナゴ
- ムロアジ
- サバ
- サンマ
シブダイが釣れる地域と時期と夜釣りがメイン
ある程度の群れで深場~浅場へと上がってきて6月~9月に最盛期を迎えます。
最盛期のねらい目は浅場(水深3m~10m)
その後落ち着いて11月頃まで狙えます。(水深8m~18m)
時期が終盤を迎えるにつれてどんどん深場狙いに移行していきましょう。
主に伊豆・伊豆諸島・和歌山・四国南部・九州南部で釣れています。
以外と知られていないシブダイは主に岩礁帯に生息していますので、岩礁がある堤防や磯なら
すべてポイントとなりますが、エサがたまりやすい地形や10m以内の水深を狙うのが効率よく釣るポイント選びのコツになります。
あとシブダイは日中に釣れることもありますが、数を釣るなら夜釣りメインになります。
シブダイを効率よく釣るための知識と経験
シブダイはある程度の群れで回遊している
回遊なので釣れるときは数が釣れます。釣れない時は他のタマンやアカハタが先に食ってきます
今まで釣れるタイミングを記録してみると
潮の動き出しや止まる前・まずめ時など他の魚を狙う時と一緒なんですが
八丈島では、干潮・満潮の前後2時間からが目安です。
例えば、干潮時刻が21時としたらド干潮の前2時間が釣れだす時間帯、なので
その1時間前から釣り座に入りマキエをするのが数釣りへの近道です。
マキエで回遊しているシブダイの群れをいかに足止めをするかで釣れる数が変わります
マキエをするしないとでは全然違うので可能ならやってください
シブダイを効率よく釣るためのタックル・仕掛けを解説
【竿】
竿は磯竿の4号~6号で硬めの竿Hクラスが良いと思います。
型の割にめちゃくちゃ引きが強い魚なので食ったら一気に根に突っ込もうとするので糸を出さずに止めれるタックルが必要になってきます。
【リール】
大型スピニングリールの10000番~14000番
ナイロンラインの10号を巻けるくらいのスペックが必要になってきます
PEでもよいのですが、夜釣りだと穂先が見えにくく絡んだ時に魚が掛かってしまったら穂先が折れてしまいます。
絡みにくいナイロンがベストでしょう。結束部はダブルラインを組んでください。
オススメの道糸はサンラインのフカセモンスター10号
【ウキ】
管付きウキの1号を多用しています
理由は、上記の仕掛け図の仕掛けを組んで、仕掛けが馴染んだ時にウキの浮力がちょうど良いからです。潜り潮もとらえてゆっくりシモっていきます。
ウキ釣りのメリットで根掛かりはほぼしないですね。
ブッコミだと慣れた釣り場じゃないと悲しい事に根掛かり多発して時間も取られるし、心も段々折れてきます。
カン付きウキの接続は釣武者のデージスナップLとデージボールL2個を使用しています
その下に絡まん棒Lサイズその下にサルカン1/0号
この先のハリスが太いものを使用しますのでサルカンにはダブルラインで結んでください。
【ハリスと針】
ハリスはフロロカーボンの16号~20号を使用しています
オススメは少し高いですが、シーガーのプレミアム万鮪(マンユウ)です
根ずれ強度も強く適度に張りがあり使いやすく信頼できるラインです
針のおすすめは、がまかつのタマンスペシャル18号~20号です
軸が短めでふところが広いのでハリ掛かり性能がいいです。あと安いです!
シブダイ釣りのまとめ
夏磯の王様として知られるシブダイ。1Kgあたり5,000円もする超高級魚を効率よく釣るには
6月~11月に岩礁帯がある堤防や磯に行き干潮・満潮の3時間前からイワシやキビナゴのマキエで
回遊しているシブダイの足止めし、上記のタックルと仕掛けで釣りまくる!
めちゃくちゃ美味しい魚なので血抜きと氷締めを必ずしてください。
3日~5日くらい熟成させて食べてください。メチャウマです
↑↑熟成3日目 皮目に脂が旨そう
↑↑オレンジの内臓脂肪
↑↑炙るとより美味
↑↑クセのない上品な白身に甘味を感じる上質な脂
いかがでしたか?とりあえずで行くなら手持ちのタックルで近いものをチョイスしてください。
こだわらなくても釣れはしますが、万全に準備したほうが後悔しないです。